第2章 黒蝶(銀時side)
血は繋がっていなくても、自分を今まで育ててくれた人達だからと、引き止める俺達をよそに、凛は村へと戻っていった。
凛は…二度と戻ってこなかった。
それから俺らの所でも色々ゴチャゴチャあって、凛の村に行けたのは数日後だった。
一面焼け野原。
凛の姿はなく、天人しかいなかった。
銀「おい、化け物…一人若い娘はいなかったか…」
天人「あ?人間が我らに何の用だ。」
銀「てめぇらに用は無ぇ!!若い娘をどこにやったかって聞いてんだ!!」
桂「落ち着け、銀時。」
天人「ナメた口きいてっとミンチにすんぞ、人間。」
桂「俺らは貴様らと戦いにきたのではない。娘を一人、探しに来ただけだ。」
高「もっとも、今ここでてめぇらぶちのめしていいんだぜ?」
天人「ナメんなあああああ!!」
戦闘を繰り広げたが、その頃はまだ弱かった。
勝てなかった。