第11章 私の気持ち
新「それで、作戦はどうします?」
銀「んなもん、正面突破で船沈めりゃいいだろ。」
神「同感ネ。破壊なら任せるアル。」
桂「馬鹿か、貴様ら。それではさらわれた者達が巻き添えをくらうだろう。」
銀「そこは何とか頑張ってもらう。」
凛「いや、頑丈なのはあなた達だけだから。普通、一般市民死ぬから。」
正面突破の案を却下され、銀時は頭を抱えた。
銀「ならどうするってんだよ。」
凛「私が潜入する。商品として。」
凛の言葉に銀時が目を見開いた。
銀「おま…アホか。女は子供と違うんだぞ。何されるか分かってんのか。」
凛「百も承知よ。」
銀「てめぇ…また自己犠牲とかぬかすんじゃねぇだろうな…」
銀時が凛を睨んだ。
凛「銀さん達に救われたこの体、無駄にはしないわ。大丈夫。私は出来る事を精一杯したいだけ。」
凛の目には以前のような暗い影はなく、強い意志で煌めいていた。
銀時はその目をみて仕方なさげに頭を掻いた。
銀「…ったく…おめぇは強情そうだからな…ダメっつっても聞かねえんだろ。」
凛「うん。」
凛はニコリと笑った。