第10章 思い出を抱いて
凛「今なら着れる。…あとひと押しが必要だったの。」
新「じゃ、早速着てみてくださいよ。」
神「寝室行くアル♪」
ホクホクしながら凛と神楽が寝室へ行った。
新「銀さん。喜んでもらえて良かったですね!!頑張って貯金した甲斐があったじゃないですか。」
銀「まぁな…。新八、パチンコで大勝ちした事にしとけよ。」
新「はいはい、分かってますよ。」
心なしか、新八も銀時も嬉しそうである。
そうこうしている内に凛達が着替えを終えて出てきた。
神「ぴったりアル!!」
新「あ!!ホントだ!!凛さん、似合ってますよ。」
その姿を見て、銀時は凛に近寄る。
銀「昔の…ガキだった頃となんら変わってねぇな…」
凛「なによ、それ。成長してないって事?」
銀「そ。いつまでも乳臭ぇガキだって事だよ。」
新「なんて事言ってんですか、あんた。」
だが、銀時の目はとても優しい目をしていた。
凛は一瞬その姿に目を奪われた。
新「よし!!じゃあ凛さん、夕飯の支度しましょ♪」
神「お腹空いたアルー。」
だが新八と神楽に呼ばれ、目をすぐそらした。