第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
万事屋に戻って、とりあえず凛を布団に寝かせ、居間で俺は新八、神楽と頭を抱えた。
銀「いや、マジでどうするよ。」
新「そんなの…ねぇ?」
ちょっと顔を赤らめる新八。
純情ぶってんじゃねーぞ、おい。
神「銀ちゃんが何とかするしかないアル。」
銀「いや、そう簡単に言ってくれるなよ…」
神「凛ちゃんの事好きなら喜んでするヨロシ。」
銀「そういう言い方止めて!!今理性と闘ってるんだから!!」
新八が真選組が捕まえた手下から聞いた話によると、この薬は一回でもイかない限り抜ける事はないらしい。
そのままだと苦痛、もしくは性欲が高まる一方なのだと…
新「…凛さんが苦しそうですし…放っておいても治るわけじゃないみたいですし。」
銀「いや、分かってるけど…」
神「…銀ちゃんと凛ちゃんがそーゆー事して新八と私はかなり気まずくなるケド、凛ちゃんのためなら仕方ないネ。凛ちゃんも許してくれるアル。」
銀「そう言われると余計したくないわ。」
しばらく悩んでいたが、凛の苦痛に悶える声が段々大きくなってきた。