第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
凛「…ぁ…銀……さ…」
虚ろな目で銀時を見上げる凛。
新「!?凛さんに麻薬使ったんですか!?」
神「凛ちゃ…」
近寄ろうとする新八と神楽を俺は止めた。
銀「お前ら…ここは俺に任せろ。下で真選組の野郎共と合流しろ。」
神「銀ちゃ…?」
新「………。わかりました。行こう、神楽ちゃん。銀さん、二人揃って無事に戻って来なかったら、ジャンプ全部燃やしますからね。」
銀「…ああ。」
俺の真剣な顔に何かを読み取ったか、新八が素直に引いていった。
銀「さて…ガキもいなくなった所で…お前ら、凛に何をした。こりゃぁタダの薬じゃねぇだろ。」
頭「最近、どこぞで麻薬について教育されてんのか知らんがよぉ、危険な薬を買ってくれる奴らが少ねぇんでね?ちょっくら志向を変えてみたんだよぉ。」
凛「…ぐ……は………」
苦しそうに凛がもがく。
目からはポロリと涙が一筋落ちた。
銀「……媚薬…か。」
頭「よく分かってんじゃねぇかぁ。ま、だからガキ共を追いやったんだろぉ。そうさ、媚薬さぁ。これなら買う奴も大量にいるからなぁ!!」