第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
最上階に着いてすぐ、凛がどの部屋にいるかはすぐわかった。
なんせ…ドアが一つしかねぇからな。
銀「よし。三人同時に突n…」
神「ほわちゃああああああ」
神楽がドアを吹っ飛ばした。
銀「てめぇ!!三人でって言ったろーが!!」
新「ま、まあまあ。いいじゃないですか。開いたんだし。」
神「そうネ。小さい事をチクチクうるさいアル。」
銀「いや、ここはかっこよく三人で登場する所だろ!!もしくは俺一人でも可。」
新「結局自分がカッコつけたいだけだろ!!」
ギャーギャー言いながら部屋に入ると、部屋の中にいた数人が銃やら刀やらを三人に向けている。
頭「ぁんだ?てめーらぁ。俺様を夜露組の頭と知っての狼藉かよぉ。」
くっちゃらくっちゃらガムを噛んだチャラそうな男が三人を睨む。
頭「真選組まで来やがってよぉ。何だってんだちくしょぉ。」
銀「ポリなんざどーでもいい。俺らはてめぇらが連れてった女を探しに来ただけよ。」
頭「女ぁ?」
神「とぼけるなヨ。目撃情報もあるネ。」
新「凛さんを返してください!!」
頭はしばらく不可解だという顔をしていたが、手下に耳打ちされ合点がいった顔をした。
頭「あぁ!!あの薬の実験台かぁ!!」
銀「んだと…?」
その時、俺の目の前に、縄で縛られた凛がドサリと放られた。