第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
銀「…うぷっ…さすがに50本は…クるな…」
神「銀ちゃんまだまだネ。私もう50本いけたアル…ゲブッ…ウプッ…」
新「神楽ちゃんも吐きそうになってるよ…ゲプッ…」
俺ら三人はパンパンに膨らんだ腹を抱え、戦利品(団子三箱)を持って凛の待つ雑貨屋へ行った。
神「おーい!!凛ちゃーん!!迎えに来たアルよー!!」
だが見渡しても凛の姿がない。
新「あれ?どこ行ったんでしょうか。」
店に入って凛を探していると、レジの近くで店員に呼び止められた。
店「あ、兄ちゃん。小豆色の着物の短い髪の姉ちゃんのツレかい?あの姉ちゃん、荷物置きっぱなしだったぞ。」
店員から荷物を受け取って見れば、スーパーの袋の中の卵が割れている。
明らかに…落とした跡だ。
銀「その女、どこ行ったかわかるか?」
店「なんかいかつい兄ちゃんと一緒に店出て右の方行ったぞ。」
銀「ありがとよ、オヤジ。新八、神楽行くぞ。」
どうも嫌な匂いがする。