第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
昼過ぎ、昼食を食べた後、万事屋一家四人+一匹で散歩がてら夕食の買い物をしに行っていた。
その帰りの事である。
神「銀ちゃん!!あそこ見るアル!!団子50本15分以内完食につき一箱無料ネ!!」
銀「なにぃ!?食える上に持ち帰りタダだと!?それでいいのか、日本経済!!」
新「んな事関係ないでしょ!!てかこんな機会めったにありませんよ!?」
銀「うぉっしゃああああ!!いくぞ、てめーら!!」
雄叫びをあげながらチャレンジしに行く万事屋達。
凛は呆れた顔で三人の背中を見送る。
凛「食い物と金がかかるとこれだ…はぁ…」
頭をかかえながらも若干笑顔を見せる。
そんな凛に俺は団子を頬張りながら声をかけた。
銀「ほひ!!ほはへはふははふへひひほは?(おい!!お前は食わなくていいのか?)」
新「いや、わかんねぇよ!!」
すかさず新八のうるさいツッコミが入るが、それは無視←
だが、凛は俺の言った事が分かったのか
凛「口の中に物入れたまま喋らないの。私はいらないわ。そこの雑貨屋にいるから、終わったら呼びに来て。」
そう言って踵を返して行った。
俺はちょっと寂しい気持ちもしたが、どうせ15分でカタがつくし…と思い、団子に集中した。