第8章 私が握る手
高「…ふっ…結局てめぇは来ないってのか。」
高杉が凛に声をかけた。
凛が答える前に銀時が言う。
銀「こいつはお前の所には行かせねぇよ。」
高「銀時ともあろう奴が必死だな…ククッ…ならこっちは大人しく帰るぜ。」
来「え!?帰るんスか!?」
河「晋助、戦わないでござるか。」
神「せっかくだし遊んで帰ろうよ♪」
その場にいる全員が殺る気満々だった。
高「今回の目的はあいつだ。どう出るか見ただけさ。後は用はない。戦いたい奴は勝手にやってろ。俺は帰る。」
脇目もふらずに出ていく高杉を追いかけて、鬼兵隊は文句を言いながらもついていった。
どうやら、本拠地でる船に乗り遅れるのだけは避けたいらしい。
銀時と高杉は、すれ違う時に一瞬目を合わせただけだった。