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銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第16章 ヤニとケツ毛共に許容範囲内


「え、さぁ…良く聞いてませんでした。すいません」

「うそ〜…言ったし…絶対言ったし…聞こえたもん俺」


完全に拗ねモードへと突入してしまった彼をよそに話の続きが始まる


「俺は探して来いとだけしか言われなかったんで、その通りにしてきたんでさァ」

「お前は新社会人一年目かっ!!ちょっと考えりゃ、わかんだろがっ」

「わかりやせんねェ。人の心なんて結局は本人にしかわかんねェ…そう、いくら好き同士だと思っていても、所詮相手の気持ちなんて…」

「なんの話ーーっ!?何設定ーーっ!?」

「総悟、俺はお前の気持ちわかるぞっ」


キラン☆
沖田さんの肩にポンと手を置き、親指をグッと立てるゴリ長


「はぁー…全然話が進まねぇ」


大きく溜息をし始める土方さん
お気持ちお察しします


「あの、もしかして私に似ている方の件でしょうか」


なんとなく名前の事で言われているので薄々勘付いていた
こうも立て続けにメインキャラさん達に絡まれれば察しもつく
共通していること



『同じ名前のそっくりな女性』


きっとその事に間違いないだろう



「察しがいいな。その通りだ」

「やっぱり…」


そして一枚の写真と書類らしき紙を渡された


「これ…私じゃない、です」

「どう見てもお前だろ」

「違います、これは私じゃありません」


その写真には日付が記されていた
私がこの世界に来る一年以上も前の日付

書類に軽く目を通す
そこにはある事故の詳細が書かれていた
その死傷者の中には私の名前も混じっている


「同姓同名、顔も同じ。そんなことあり得んのか?何か隠してんじゃねぇだろな」

「っ」


瞳孔をさらに広げて凄まれる
アニメで見ていた時はそれすら格好良くてハァハァしていたけど、実際に起きると蛇に睨まれた蛙状態だ


「ちょっと待て、トシ。もしかしたら訳有なのかもしれん。何か言えないわけが…それとも記憶喪失!?」


蛙のまま固まっている間に話が良からぬ方へと進んでいた
ゴリ長のせいで


「それは無ェですぜ、近藤さん」

「なんでそう言い切れるんだ。きっとあの事故による後遺症で華子さんは記憶を失っているんだ!そうだ!そうに違いない!どお?俺の推理!名推理だったでしょ!?」


それは無いとドSも言ってんでしょゴリゴリ
人の話を聞きなさいゴリゴリ


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