• テキストサイズ

銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第15章 SとドSは別物です


夕方になり、ようやく終えた団子屋の修理


「遅くまで悪かったね、ご苦労さん。これお代」

「いんや、もうお代は貰った」


工具を片付けながら女将へ答える銀時


「貰ったって…銀さん、いつの間に?」

「ここの従業員にさっき…よっこらせっと」


後片付けも終え立ち上がり新八に答える


「私じゃないですよ??」


従業員という言葉に反応したひろ乃ちゃんが慌てた様子で違う違う、と手を振る
それを見やると女将が


「じゃあ…華子ちゃんかい?」

「あー…そんな名前だったか。ま、とりあえずそういうことなんで、毎度ありー」


後片付けでまとめた荷物を新八と神楽に持たせ、店をあとにした
団子屋の二人は疑問符ながらもお礼を述べて見送ってくれた





俺と新八は原付き、神楽は定春に乗って万事屋へと戻る
新八はつなぎからいつもの袴へ着替えると自宅へと帰した
今日の仕事はこれで終わり


「銀ちゃん、華子に会ったアルか?」

「んー、まぁね」


和室の部屋でつなぎから普段の服へと着替え冷蔵庫からイチゴ牛乳を取り出し、ソファーへ座る


「よっこいしょういちっ」


パックのままグビグビとイチゴ牛乳を飲む


「ぷはぁ〜〜っ!!この喉ごしっ!!仕事の後のイチゴ牛乳は格別だわ〜」

「イチゴ牛乳の喉ごしなんてヌメリしかないアル」

「お前にはまだわかんねーんだよ、この大人の楽しみ方が」

「大人の楽しみなんて知らなくていいアル。不潔アル。汚いアル。銀ちゃんの足臭いアル」

「今俺の足関係なくなーーーいっ!?」

「私も華子に会いたいアル…」

「………」


定春の尻尾をいじりながら拗ねた顔の神楽


「華子なわけねぇだろ。あんま迷惑かけんな」

「華子が帰ってきたと思ったアル」

「………」


「…生きて…た…って嬉しかったアル…」


俺だって同じだ
あの時華子が生きて戻ってきた
俺の目の前に『生きて』

/ 86ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp