銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね
第15章 SとドSは別物です
「なに悪びれもなく認めてんだよ!」
「涙一つポロリと流したほうが良かったですかィ。男の涙が好きなんてド変態ですねィ、土方さん。死ね土方」
「っこの!!!」
何度となく繰り返されてきた無駄なやり取りに疲れてきた
「聞いたところによると万事屋のチャイナ娘とあのデケェ犬にぶっ放したらしいな」
「…」
何も答えない総悟にもう一つ付け加える
「…デケェ犬に女が乗ってたそうじゃねぇか。お前らの確執は知ってるが関係のない一般市民まで巻き込んでんじゃねぇよ。そもそもバズーカを簡単に使「華子さんでさァ」…」
俺の話を遮り黙っていた総悟が被せてくる
「あのクソチャイナ、万事屋の旦那の所へ連れて行こうとしてたんでさァ…」
「おま、言ったのか…?だってお前まだ」
「言ってやせん。そもそもありゃあ、華子さんじゃあありませんからねィ」
「…どういうことだ」
「俺はあくまで団子屋に『似てる』女がいると言ったんでさァ。それをあんたが勝手に吐き違えて嗅ぎ回ってたんだろィ」
確かに俺達は総悟から聞いたとき一番最初に『似てる』と聞いていた
だがそのあと続けて説明した総悟は、あたかも本人であるような口振りだった
その場にいた近藤さんもおそらく勘違いしているだろう…俺のように
「だからあのクソチャイナが先走ってるのを止めに行ったんでさァ。間に合いませんでしたがねィ」
「…万事屋へか」
「そ。もう会ったんじゃねぇですかィ。…別人ですけどねィ…」
「チャイナ娘が見間違えるほど似ていたってことだろ。万事屋も…」
「いや…ありゃ別人でさァ。万事屋の旦那もきっとすぐ気づいたに違ぇねェ」
「まだあの事件が解決していない以上、俺達はそのままにしておくわけにいかねぇ。本人の可能性が残ってるかもしんねぇなら早いうちに会わねぇとな」
「しつけぇな、土方さん。華子さんじゃねぇって言ってんだろィ。似ても似つかねェ」
まだ本人に確認も取れていないというのに断固否定する総悟
チャイナ娘が見間違えるほど似ているなんてことあるのか
しかも名前まで同じなんてことが…
「ありゃあ、ただの偽豚でさァ」
「ニセブタ!?」