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銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第13章 甘いマスクとアイマスクに騙されてはいけません


「お、もう戻ってきたんですかィ。思ったより早かったですねィ」


人をおちょくるために作られたようなアイマスクを上へずらし、上半身を少しだけ起き上がらせた

二人は人攫いだと警察呼んだはずですよね?
なんで寝てんの?
しかもまた寝ようとしてるんですけど


「ふあぁ〜…だから言っただろィ。そのうち戻ってくるから安心しなせェって」

「ほんとだね、おたくの言うとおり華子ちゃん無事に戻ってきたよ。忙しいのに足運んでもらって悪かったね。団子でも食ってくかい?」


女将さんが彼へと微笑み問いかけた
女将さん、たぶん彼全然忙しくないと思います
いや、他の隊員はそれなりに忙しいかもしれないですが彼は常にサボりの常習犯です
しかもドSです
心の中でひっそりと思った


「いやァ、団子はいいや。ちょっくらこのまま寝かせてくだせェ。仕事し過ぎて疲れてんでさァ」

「おやおや、働き過ぎは禁物だよ。いくら若いからって無理しちゃ身体壊しちまうからね。ゆっくり休んできな」

「…zzzzzz」


はやっ!もう寝たよ
ていうか働き過ぎとか絶対ない!
彼に限って有り得ない!
まんまと騙されてるよ女将さん


「それにしても一体なんだったんだろね、あの女の子は…」


うんうん!と私の腕にずっと抱きついているひろ乃ちゃんも女将さんの言葉に頷く


「それなんですけど…人違いだったそうです…」

「「人違い??」」


二人とも驚きハモった


「はい、私に瓜二つの女性が以前居たらしくて。その方は今行方不明なんだそうです。しかも私と同じお名前だそうで…」

「同じ名前?そりゃすごい偶然だねえ…」

「そういえば華子さんの名前呼んでましたもんね、あの子…そんなことってあるんですね」


本当にそうだ
そんなことってあるんだなって思う


「うん、私も。名前もそうだけど顔もそんな似てることってあるのかって信じられないけど、連れて行かれたところにいた他の人達も私をその女性と間違えてたから相当似てるんだと思う…」

「はあ〜、そりゃ確かに瓜二つなんだろねぇ」


感心したかのように女将さんが驚く


「でも、でも!なんでそこまで似てて名前も同じなのに華子さんがその女性じゃないってわかったんですか?だって華子さん、急に連れて行かれたから何も持ってなかったでしょう?」
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