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銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第8章 章名で話の進み具合判別できなくてごめんね


早く…

早くあの人に教えなきゃ!




「…銀さん!!」


ぼくが戻ったときには銀さんがソファーから起き上がっていた

「銀さん!!」

「銀ちゃん!!」


(そんな、そんな少年漫画雑誌を読んでいる場合じゃないんだよ…銀さん!!)

何から伝えればいいのかわからないぼくは

銀さんの側まで駆け寄り

ぽかんとした彼の胸ぐらを掴んで立ち上がらせた


「ッ…おいおい、ぱっつぁんまで何だってんだよ。世界の危機かぁ?ぱっつぁんの世界的危機なんてお通のチケット取れなかったとかそんなレベルだろう。俺の世界はそんなことで危機的状況にはならねぇよ。俺の世界は俺がルールブックだ、俺が新世界の神だこのヤロー」




「こんなときに何言ってんだあんたはッ!

厨二病はいいから!


…ッいいから!!

早く…」


視界が潤んできた。銀さんが歪んで見える。

馬鹿だ、ほんとにこの人は。

「銀ちゃん!新八の言う通りネ!早く!」

神楽ちゃんはこのために


一刻も早く銀さんに伝えるために




「だ~か~ら~お前らなんだってんだよ。ったくよぉ。なにをどう早くなの?」

そう文句を垂れながらぼくにつかまれた胸ぐらをササッと手で払って銀さんは尚も気だるそうに続けた


「日本語は正しく使いなさいって習わなかった?
主語と述語は大事でしょ…うが…





…ッ!!!」



その時ぼくの肩越しに


そして神楽ちゃんの肩越しに




銀さんが向けた視線の先に


ようやく


ようやくぼくたちが伝えたかったものが
見えたようだった
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