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あの子と入れ替わっちゃって黒バスの世界に来ちゃったっ!

第8章 第七章


四日目の朝
貴女side
貴女「んーよく寝たぁ」
母「起きてる?」
貴女「うん。すぐ下行くよ」
母「うん」


リビング
今日の朝ごはんはシンプルにお茶漬けなんか久しぶりだなーっで

貴女「何でケンがもういるのー!!」
倉「暇だったから来た」
貴女「全然話が噛み合ってない。まぁいいだろ?」
倉「さっさと用意しろ」

強引過ぎるコイツ…

貴女「じゃあ行ってきまーす」

私達は自転車に乗って近所の公園や通っていた幼稚園、小学校、中学校色んな場所を回った。

全部が懐かしい小学校と中学校は卒業生だと伝えると校舎に入れてくれた。私達の知っている先生はほとんどいなかった。でも三年生の時の優しかった担任の杉野美恵先生は居た。

貴女「杉野先生…」
杉「さんに倉井君…」
倉「お久しぶりです」
杉「久しぶり元気だった?」

相変わらずとても明るい先生だ。
私はこの先生に色々と相談に乗ってもらった。私にとっては恩師だ。そのことはケンも知っている。

杉「母校が恋しくなった?」
貴女「はい」
倉「だから一緒に来たんです」
杉「そう…そんなときもあるわよね」

貴女「杉野先生…今まで…ありがとうございましたっ!」

泣きそうだけど精一杯の笑みを杉野先生に向けた。
杉「卒業式にも同じこと言ったわよね。」
貴女「え…」
倉「……」
杉「私もありがとね。」

貴女「はいっ!じゃあ私はこれで失礼しますっ!」
倉「失礼します」

私達はお辞儀をして先生に背を向けた。
私はもう一度振り返り去って言った先生に向かって…

“さよなら”


と告げ、中学を後にした。
そして校舎にも向かって私は言った。

“ありがとう”
“さようなら”

それは私の精一杯の言葉色んなことがあったけど何だかんだいって楽しかった。
中学校最後に別れを告げたかった。

この後も小学校にも行き同じことをした。
そうしないと私の気が収まらなかったからだ。


色んなところを回り
…今日が終わった。


もう一人の私は何をしているんだろう…。
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