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あの子と入れ替わっちゃって黒バスの世界に来ちゃったっ!

第8章 第七章


貴女side
校舎を見て回った後、私達は明日地元を見て回ることにした。忘れないようにこの目に焼き付けておきたいから…
これも私の我儘ごめんね。
ケン…いつもありがとう…

倉「ほら家着いたぞ」
貴女「うん。じゃあまた明日」

*****

貴女「ただいまー!」
母「おかえりなさい。遅かったわね」
貴女「生徒会の手伝いが長引いちゃって…」
母「そう…」
貴女「ご飯出来てる?」
母「出来てるよ。ご飯食べる?」
貴女「うん!」


後何回食べられるだろう。
お母さんのごはん私達の我儘で私はもういなくなっちゃうもんね。ごめんお母さん

自分の部屋
貴女「てかいつの間に帝光の制服から変わってたんだろ何かある意味凄いんですけど…」
部屋着に着替えリビングに行くそこにはご飯と色んなおかずがあった。
そのご飯が私にとってとてもご馳走に見えた。


貴女「いただきますっ!」
一口食べる…


涙が出そうだった
おふくろの味ってヤツかな?
とても寂しく感じた。
泣きそうなのをバレないようにしなきゃ

貴女「母さんおかわりっ!」
母「今日は一段と食べるね」
貴女「うんっ!」
この味を忘れないようにしておきたい。
もうすぐ食べられなくなる…


ごめんね。
ごめんね。お母さん

プルルルル
プルルルル

貴女「ケン?」
母「ケン君?」
貴女「うん。ごめん電話に出てくる」

ピッ
貴女「どうしたの?」
倉『いや、今お前泣いてるだろうなーって』
貴女「別に泣いてなんか…」
倉『ばぁか。声色で分かるっつーの、後でお前んち行ってやるよ』
貴女「ばぁか。私がお風呂入ってからねっ!じゃっ!」

ピッ

貴女「何で分かるのよ」
母「~電話終わったのならご飯食べなさーい」
貴女「今行く~」

ご飯が食べ終わった後、お風呂に入り部屋に戻った。
すると冗談だと思っていたのにマジでケンがいた。

貴女「不法侵入」
倉「お前だってやったことあるくせにおあいこだ」
貴女「っで?何か用?」
倉「泣きたいなら泣きゃいいのに」

ポロ…

貴女「ケンがそんなこと言うから涙が…出てきたじゃない」
倉「それでいいんだよ」
貴女「自分勝手な私を許して…」
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