あの子と入れ替わっちゃって黒バスの世界に来ちゃったっ!
第4章 第三章
貴女side
貴女「征君…!」
私は抱きしめ返す。
ありがとう征君。
少し元気になれたよ。
この世界ってすごく優しさに包まれてるんだね。
私の夢の見てた世界
勿論さつき達がいることも夢だった
だけど仲の良い優しい友達が欲しかった。
私は仲のいい友達が居なかった仲がいいのはケンだけでいつも一緒に居た。
クラスも腐れ縁のようにずっと被ってたし…
でも今回のクラス替えは離れた。
どうしようと不安に駆られながらもなんとか友達作りを頑張ろうと思った。
でも無理だった。
独りぼっち
話しても一言二言
分からない
どうすればいいの?
誰かと普通に話せばいいの?
普通?何それ?
普通ってなんなの?
もう分かんないよ…
****
落ち込んでいた時に気分を変えるために新しい本を本屋で探していた私。
その時に目がついたのは
“黒子のバスケ”
何故か惹かれ、その時まで出ていた巻までまとめ買いをした。因みに二十九巻までそしてこの前最終巻を迎えた。
それまでに最初から読み返したのは二十回ほどだ。それくらいハマったのだ一番帝光時代が好きだ。展開も見てて悲しかったがそれでも一番好きだ。
黒バスの世界(二次元)に行きたいと思っていると本当に来ちゃって今に至る。
よくよく考えればお母さん達はいないんだ。しかも私と同じ名前の子と入れ替わっちゃった事件が起きた。
でも彼女は向こう(三次元)でとても上手くやっているそうだ。私もここの世界は好き、でもお母さん達とは…
もう一人の私は入れ替わったこと、どう思ってるの?
貴女(もう一人の)side
毎日が幸せお母さんのご飯の味は正に母さんの味、みんなと会えないのは残念だけど、でもそれでも私は幸せだ。
“全てを犠牲に出来るか分からないけど”
貴女side
温かな世界
私を受け入れてくれる世界
夢見た世界
お母さん達が、ケンがいない世界
幸せ…
貴女「…ん」
赤「…」
貴女「征君…私あれから…」
赤「泣き疲れて寝たよ。寝顔はバッチリ見たよそれといつもと同じように鍵を勝手に使わせてもらった。」
貴女「ううん!いいよ!」
はっずかしー/////
もう鼻血ものだわ…
見られるなんて…
てか合鍵…!
だからあの時…
赤「ご飯作ってあげる。着替えておいで」
と朝ご飯を作りにかかる征君。
こっちの私の毎日ってこんなんだったんだ…