• テキストサイズ

【マギ】ジャーファルさんに愛されて。

第6章 【かけられた呪い】


………狂愛だ。


喘ぎ声を押さえられず、部屋に響く。

「あっあっ…はぁ…っ」
「私の名前を呼びなさい、シェリル」
「じゃ、ジャーファ…ルっ」
「よくできました」

律動は激しさを増していき、私はいつの間にか彼の袖を掴んでいた。
それに気づいた彼は、私の手を引き寄せて恋人繋ぎする。

「シェリルが欲しい、我慢できない」
「………はい」
「良い子です」

グッと奥を突かれ、私は彼の手を握りながらイッた。
そのすぐにジャーファルさんが私の首筋に顔を埋めるように倒れてきた。
私の中に熱いモノが流れこんできて、彼も果てたことを知る。

「シェリル、シェリル…」
「はい、ジャーファル、さん」
「愛してます、死んじゃうくらい…。あなたがいないと仕事がはかどらない、胸が苦しい」
「…ジャーファルさんの側にいます、いなくなったりしません。明日までずっと一緒にいますから、安心してください」

そう言うと、手を繋ぎ直し、私の横に並び彼は眠った。
寝息が首にかかり、アザのことを思い出す。
包帯から、血が、滲んでいた。

(ジャーファルさん、あなたにまで害が及んでしまったら、私は───…)

彼を抱きしめ、ようやく眠りについた。
/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp