第2章 バスケ部に入部します!
痛い…。
無理矢理行こうとしたら、なんか誰かの足に引っかかっちゃったみたいだ。
誰だよ!引っかけたやつは!
私は、はぁ、と溜息をつきながら立ち上がり、制服に付いた砂埃をはたく。
「えっと、あなた…。
大丈夫?」
げ。ここはバスケ部の目の前だったんだ。
恥ずかしっ!
真琴「大丈夫です!
あはは…。」
椅子に座った状態で私に声をかけた、ショートの茶髪にピンをつけた女の子。
マネージャーだろうか…。
真琴「あのっ!
バスケ部ですよね?」
「え、そうだけど…。
あなた…。」
真琴「俺、バスケ部に入部します!」