第4章 俺もキセキを倒します!
~♪
真琴「あ、メールだ。」
制服のポケットから携帯を取りだし、メールを見る。
[いつもよりお帰りが遅いようですが、どうかなさいましたか?]
送り主は、私の10歳からの付き人のシェリーさんだった。
なぜシェリーさんからメールが来たかっていうと、私は今、彼女と二人で暮らしているから。
私が日本の高校に入学することを親に交渉した時、可愛い愛娘を一人で行かせられないとか親バカなことを言われて反対された。
それでも食い下がらずに交渉を続けたら、誰かと行くなら良いという条件を出され、シェリーさんを連れて行くことになったのだ。
私は家事とかはあまりできないから、彼女がいてくれて本当に助かっている。
真琴「ヤバい。俺、もう帰んなきゃ。」
夕食を作ってくれているシェリーさんを待たせるわけにはいかないので、私は荷物をさっとまとめ、席を立つ。
火神「今のメール、親からか?」
真琴「んー。まぁそんなとこかな。
ってことで、俺帰るね!
黒子、今日は話聞いてくれてありがと!」
黒子「いえ、こちらこそ付き合ってくれてありがとうございました。
お気をつけて。」
火神「じゃーなー。」
真琴「じゃあね!また明日!」
私は店を出て、急いで帰った。
火神「なぁ、黒子。」
黒子「何でしょう?」
火神「話聞いてくれて、って、大野と何話してたんだ?」
黒子「秘密です。
火神君に教えるわけないじゃないですか。」
火神「おい…。」