第3章 出逢い
ついに大阪最終日。
コンサートもこれでラストの日。
色々回って今回、これがラスト1日。2回あるから存分に楽しもう。
そいや、最近はあの泣いくてる女の人の夢も見ないな。
忘れてたな。夢も見ないぐらい疲れて寝てたのか、ほんとに見なくなったのか。まぁ、どっちでも良いっか!
そんな事を思いながら着替えてると、
コンコン。
太:「はい?」
横:「太輔、なんか緊急ミーティングだってさ!急いで!」
渉が慌て迎えに来た。
マネ:「今回のコンサート、評判が良いらしくて、社長からファンにプレゼント企画を用意するように言われてて、昨日やっとまとまって支度ができたんだ。今日のオーラスで抽選の中から選ばれたファンと一日デートしてもらう事になった。公平にお前らが抽選する手配になってる。まぁ、DVDの特典映像に入れるから撮影するんで、雰囲気だけだけどな」
千:「可愛い子に当たれば良いのになぁ~♪」
北:「そんな企画して、オレらうろついて大丈夫っすか?」
マネ:「あぁ、それは3つに分かれてもらって2組は同じ場所でなんだ。水族館、動物園、公園を貸し切れたから。」
太:「玉、大丈夫か?なかなかな企画だよな。驚いたな」
隣でうなだれてる玉森が人見知りなのはマネージャーも重々承知のハズなのに。
マネージャーがうなだれた玉森に気づいて
マネ:「すまんがちょっと我慢してくれな。頑張ってくれ」
それから色々詳しく説明されて、ミーティングが終わった。皆で会場入りして、最終確認する。ちょっと1回目と2回目の内容が違うからみんな真剣だ。急だしな。
俺はどんなファンの子とデートかな…