第18章 確認
淳子:「あきら、先にお風呂だけでも入ろうよ?」
淳子:「太輔くん、何時になるか分からんからさぁ~」
あきらが、太輔くんと食べたいと言うから、ギリギリまで待つ事にした。
明日は仕事は休みだけど、幼稚園がある。いつもの時間に眠れないとしても、すぐに眠れるようにしておきたいのに…
タイミング良く、スマホが鳴った。
ピロリン♪
< 太輔→淳子 >
今、終わったから行くね。20分ぐらいで着くから♪
淳子:「あきら、太輔くん、もうすぐしたら来るって、良かったな♪」
そう言うと、なかなか動かなかったあきらが玄関までツカツカ歩いて行くと、ドアの前でしゃがみこんで待ち始めた。
この子どんだけ太輔くんが好きなんだろうと、びっくりした。あまりにもその後ろ姿が可愛くて、思わず写真を撮る。
この性格は、たぶん拓矢じゃないな…私だな…
こんなに酷くないと思うけどなぁ…
そう思ってたら、手の中のスマホがまた鳴った。
ピロリン♪
< 太輔→淳子 >
下に着きました。上がってくよ~♪
< 淳子→太輔 >
早かったね♪現在のあきらです(笑)おまちしております♪
しゃがみこんでるあきらの写真を添付した。
心臓よ、なんとか頑張ってくれ!
手を胸に当てて、すでに高鳴ってきた心臓にエールを送った。
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取材は終わった人から帰って良い事になったから、メンバーに頼んで1番にしてもらった。
今度みんなで飲んだ時の支払いと引き換えに…
紅葉の季節にデートするならどんなプランですか?とか、彼女にしてほしい服装は?など聞かれて、今まで通りに、ドライブや、ニーハイ、ミニスカートと答えた。慣れとは恐ろしい…
確かに好きな服装だけど、今は動きやすい服装が好きになってる。
彼女のせいだ…
ミニスカートで足を見せてるより、ロングスカートで隠されてる方が、ドキドキする…
今から会える…そう思うと、なんだか急にドキドキしてきた。
久しぶりに行く、彼女の家。
また、パジャマだったら、俺、ヤバイかも…