第18章 確認
無事にペアが決まった。
中居/北山
香取/宮田
草薙/二階堂
稲垣/千賀
木村/玉森
藤ヶ谷/横尾
順番に、子供達と30分遊ぶ。子供達には、カラーボールが用意されてて、面白かったと思う分だけ用意されたBOXに好きなだけ入れてもらって、ボールの量で判定するらしい。
あきらも入って10人の子供達。
楽しそうに走り回るあきらは、たまにこっちを見て手を振ってくれる。
私にはこれが、充分な幸せだ。
3組終わって、休憩になった。
あきらが戻って来て、息を切らしながら感想を言ってるけど…ものすごく楽しかったのだけがなんとか判った。
お茶を飲んで息をついたあきらは、お腹が空いたと言い出したので、持って来たオニギリを食べさせていると、それに気付いた木村さんが、歩いて来た。
木:「俺にもちょうだい」
手を出してきて、あきらの隣に座って、黙って食べだした。
木:「…太輔、もうすぐ来るってさ」
木:「…あの記事、デタラメらしいから…」
木:「ごちそうさん♪」
それだけ言うと、あきらの頭をわしゃわしゃ撫でて歩いて行った。
彼女さんの事?デタラメって?じゃぁ、あの写真は?
木村さんから言われた言葉の意味が分からずに色々考えていると、
ス:「藤ヶ谷さん、到着されましたぁ~」
スタッフさんが言ってしばらくして、太輔くんがグランドに現れた。また、小さな歓声。
SMAPに駆け寄って頭を下げてる。
他のスタッフさんにも頭を下げて、状況を説明してもらってるみたい。
また、ペコリと頭を下げてキスマイメンバーのところへ行った。
礼儀正しいなぁと、眺めてしまった。
あきらが太輔くんに気がついて、オニギリを持ったまま走り出した。
あ:「太ちゃぁぁぁん!!!」
大きな声で叫びながら太輔くんに走って行く。
太輔くんはびっくりしていたが、すぐ笑顔になってあきらを抱き上げて、何か話してる。
笑いながらこっちを見て、またあきらと何か話して、あきらの持ってたオニギリを食べた。
好きになる前の自分に戻ったハズだったのに、こっちをみた太輔くんの笑顔で、リセットされてしまった…
久しぶりの笑顔は、また私の心臓を攻撃してくる…