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永遠に

第7章 それぞれ


この3週間。悩みに悩んで、今、太輔くんにlineしてみた。いつ送れば迷惑にならないか、すごく心配で、送れずに居た。が、約束したし、今日もあきら、可愛いし、送る。

すぐに既読になった。見てくれた!
それだけで嬉しかった。

あきらのおかげで、今テレビの中で笑ってる彼と繋がってられる。スゴい事だと改めて実感した。

旦那には、あの日、帰ってすぐに報告した。

拓:「めっちゃ楽しかったんやな。良かったやん。幸ちゃんに話す時は今以上のテンションになるやろから気をつけや」

拓:「写真、やっぱりあかんかったんやな。残念。コンサートのDVDは買わなあかんな」

笑いながらあきらの頭をなでて、ほっぺにキスしてた。

手を繋いでもらった事まで話したけど、さすがにキスしてもらった事は話せなかった。
年下のアイドルにデートしてもらって、手まで繋いでもらって浮かれて話てるのに、キスまでしてもらったなんて恥ずかしくて言えない。年甲斐もなくと自分で思うから…


実際、10歳も離れてて、子どもまで居るとアイドルとか現実的じゃなくて。ましてや1日デートしたなんて思い出しただけで、顔から火が出そうなぐらい恥ずかしい。

コンサート会場で聞いた「おばさん」の一言。
開き直れば、「おばさんで悪いですか?」
「おばさん」だって、女子ですから。
ずっと隣に居たいなんて、おこがましいこと言ってません。
憧れぐらい持って良いでしょう?

ドキドキしずきて、心臓への負担が半端なかったですよ。恥ずかしいから大きな声では言いませんが…

隣であきらが寝返りをして私を蹴った。
あきらが昼寝してる間に、夜ご飯の下ごしらえをしようと、足を布団に入れて、起き上がった。




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