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永遠に

第4章 デート!?


実家にあきらを寝かせてから、車を取りに行くついでに幸に話して、服の相談をした。

結局自分ので、いつも着てる綿パンとワンピースのチュニックに決まった。
あきらがはしゃいで走り回っても追いかけれるように。
そして、体型をちょっとでも隠せる方が良いと判断して。

幸が明日、朝早いのでまた報告すると約束して帰って来た。
車の中で藤ヶ谷くんが甘い声で歌ってる。

素敵な笑顔で優しくあきらを抱いてくれてた。

いつか彼がパパになったら、ママも子どもも毎日あの笑顔に会えるなんてうらやましいなぁ。

まぁ、うちのパパも男前ですけどね。うふふ♪

今から眠れる気がしない。
明日、大丈夫かな…上手く話せるかな…




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ホテルの部屋でボーっとテレビを眺めてる。
読まなきゃいけない台本があるのに、あの人の泣いてる顔が、また頭に浮かんで来て、何も手につかない。

コンコン。

太:「ハイ」

扉を開けると渉が袋を持って立ってる。

横:「ちょっとだけ飲もうって、みんな北山の部屋に集まってんだ。どう?忙しい?」

太:「あぁ、うん。行くわ。ちょっと待って」

二人で廊下を少し歩いて、突き当たりの部屋にノックすると扉が開いて二階堂が泣きながら話してる。

二:「オレの明日の相手の子さ、ゴスロリ系なんだよね。可愛いんだけど、爪とか黒くてさぁ。でも、カラコンで目は青いんだよね~。何話せば良いか判んないよ~」

みんな明日の相手の話をしてる。

北山がこっちに気づいて手を振った。

北:「よ!藤ヶ谷の明日の相手、子ども居るはちょっとデカイはで、お前が一番ハズレじゃね?」

そう笑いながら缶ビールを飲んだ。

玉:「でも優しそうだったぁ!おれ、あの人が良い!オレの子ふわふわひらひらだもん。わけわかんない!」

玉森はそう言うと頭をガクンと落とした。

渉が隣で、笑いながらみんなにつまみのお菓子を差し出した。

太:「ハズレじゃねぇよ。オレの好きな子ども連れてんだから」

しかも、夢の中のあの人だ。北山には言わね。

缶ビールを開けて一口飲んだ。


宮:「話す事考えといた方が良いかなぁ?」

千:「色々聞かれて答えてたら終わりそうじゃない?」

二:「そうしてくれぇ~。そうであってくれぇ」



それぞれがいろんな思いを胸に夜がふけた。


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