第33章 相談
北:「お前ら簡単に決めんなよ!」
玉:「簡単じゃないよ…ただ、オレも淳子さんとあきらくんが大好きだし、大事な仲間が幸せになるなら、俺は嬉しいよ♪」
北:「玉がそんなしっかりした事言うなんてな…(笑)」
北:「デビューしたばっかで結婚したアイドルなんてあんま居ないだろなぁ…まぁ、だからオレらが伝説作るか!(笑)」
横:「でも、社長は?」
太:「メンバーの賛成がもらえれば良いって…」
北:「あの社長が!?…なんか企んでる?」
太:「逆手にとれって言われた…それが条件だって…」
俺は社長に頼みに行った時の話をした。
みんなは驚いたけど、北山が笑いだした。
北:「よし!その話乗った!伝説になるな!てか、藤ヶ谷、お前断れんなよ?しゃれになんないからな?(笑)」
太:「(笑)お前らとメンバーで良かったって、いつも思ってたけど、やっぱり最高だな!」
横:「どした!太輔がそんなハズイ事!珍しい!」
太:「翔くんが、恥ずかしがらずに言う方が笑ってられるって♪」
千:「さすが翔くん…」
宮:「じゃぁ、とりあえず、なんか食わない?」
二:「ほんとだ!時間やばい!」
全員で時計を見て慌てて動き出した。
俺の背中を叩いた渉の笑顔に、不覚にも泣きそうになった…
苦楽を共にした6人の親友は、一番近くで俺の幸せを祈ってくれた…