第29章 付き合うという事
彼女を抱き締めたまま、しばらくじっとしていたら、
淳子:「あきら、今日も太輔くんがくれたオモチャ抱いて寝てるよ♪クリスマスにくれたイルカのぬいぐるみも…太ちゃん大好きって♪」
淳子:「あの子、太輔くんにしか抱き付いて行かんねん…太輔くん以外の人の抱っこでは寝れやんみたい…」
淳子:「あきらも太輔くんのこと特別に思ってる…」
淳子:「うちのことも、あきらのことも大事にしてくれてありがとう♪」
そう言って、俺を見た彼女はとても幸せそうな顔をしていた。
淳子:「太輔くん…」
太:「ん?」
淳子:「うちを彼女にしてくれてありがとう♪」
ほっぺにキスをくれる。
太:「オレもありがとう♪手をとってくれて…」
俺も彼女のほっぺにキスをした。
淳子:「もう寝る?」
彼女が俺の髪を撫でながら聞いてきた。
彼女を俺の膝に座らせると、首に手を回して来た。
太:「寝ても良い?」
ちょっとイジワルで言ってみたら、
淳子:「…じゃぁ、キスで我慢する…」
彼女から優しく深いキス…
だんだん舌を絡めてくる彼女に、俺が我慢できなくなってパジャマに手をかけると、
淳子:「寝るんじゃないん?」
笑いながら聞いてきた。
太:「…確信犯…(笑)んな顔されて、キスだけなんて、寝れるわけないだろ!」
太:「責任とってよ!」
彼女をソファに押し倒した。リモコンで電気を消した俺に彼女が
淳子:「太輔…」
太:「やっと"くん"外してくれた♪また、付いてたの気付いてた?」
淳子:「ごめんね?太輔…」
確認するように俺を呼ぶ…
淳子:「太輔…」
太:「…愛してるよ…淳子…」
淳子:「…太輔」
彼女がパジャマのボタンを外して行くのを見て、俺も上を脱ぐ…
彼女は起き上がって俺と向かい合わせになると、俺の鎖骨にキスをする。
淳子:「キレイ…」
指でなぞる彼女を俺の上に座らせて、
太:「淳子の方がキレイだよ…」
俺も彼女の鎖骨にキスをした…