第27章 こんな毎日
太:「渉!」
楽屋までの廊下を少し先に歩いてるのを見つけて声をかけた。
横:「お?おぉ、太輔。もう大丈夫?」
太:「あぁ。なんか色々ありがとな♪」
横:「うん」
太:「でさ、お前なんで渉くんて呼ばれてんの?」
横:「知らねぇよ!(笑)てか、名前ぐらい良いじゃんか!あんなに想われてんのに!」
横:「…で、なんなの?その顔は…」
太:「はっ?」
楽屋の扉を開けながら、渉が笑う。
横:「朝、鏡見た?」
さっきまであきらくんと遊んでたからなんか付いてるのかと、鏡を見るけど何も付いてない…
北:「おっす!」
北:「わ!なに?藤ヶ谷、そのニヤケた顔…」
あぁ、この締まりのない顔ね♪
そりゃ、夜の事考えると…自然と…ね…♪
北:「淳子さんてスゴいな!お前にそんな顔させるなんて!で?なんでニヤケてんの?ん?」
太:「言うか!」
北:「なんで!いいじゃん!」
太:「絶っ対!言わねぇ!!」
北山から離れてソファに座ろうとした時、弟組も来た。
宮:「お~す!」
玉:「おっす!あ、昨日あれから会わなかったね?無事に解決したんだよね?その顔は…」
玉森が笑いながら聞いて来た。
太:「あぁ、うん。なんか…悪かったな…」
玉:「じゃぁ、良かった♪」
二人でソファに座った。
北:「解決ってなんだよ!?その顔に関係あんの!?」
太:「お前、うるさい!てかさ、あきらくんの誕生日プレゼント何が良いか一緒に考えてよ!」
二:「誕生日プレゼント?」
千:「何歳?」
太:「5歳になる」
宮:「オモチャだよね~?」
北:「やっぱ、戦隊もんか?」
横:「誕生日いつ?」
太:「25日」
玉:「もうすぐじゃん!」
太:「候補はあんだけど、決めらんなくてさ
…」
玉:「…どれ?」
コンコン。
ス:「キスマイさん、お願いしま~す」
スマホの画面を見せようとしてスタッフに呼ばれた。
みんな返事して、ぞろぞろスタジオに向かう。
マネ:「あ!太輔!ちょっと!この日の撮影延期になったから急に休みになったぞ。良かったな♪」
マネージャーが指差したカレンダーの日にちは25日だった。