第26章 新年会は危険がいっぱい!?
しばらくして残りのお好み焼きもなくなって、やっと解放された。
エイトのみんなが腕を回したり、座り込んだりしてる。
片付けながら作業していたので、残りは少ない。
淳子:「お疲れ様でした。後は片付けるから♪」
安:「イヤ、でも…」
淳子:「大丈夫。大丈夫。これぐらいすぐできるから♪」
横:「あかんで!みんなでした方がはよ終わる!」
淳子:「…ありがとう♪」
7人に頭を下げると、皆、笑ってくれた。
片付けてる間、エイトのみんなも取っておいたお好み焼きを食べたり、呼ばれて少し離れたりして、新年会を楽しみつつあった。
ちらほらと、みんなが完全に離れて行って、大倉くんが最後に残った。
大:「…また会える?」
淳子:「みんなでたこ焼パーティーするやろ?」
大:「うん。絶対やで!」
笑いながら頷くと、大倉くんも笑顔で
大:「ほな、またね♪」
そう言って、私の頭をポンポンすると会場内に消えて行った。
急いで帰り支度をして、太輔くんとあきらを探す。
預けた当たりのソファに座っているのを見つけた。
淳子:「お待たせ!ありがとう♪太輔くん!」
話しながら近づくと、太輔くんも寝てるみたい。
隣に座って、何気なく太輔くんの頬に手を当てた。
なんだかすごく温かい気がする…
額に手を当てた。熱がある??
そう言えば、なんとなく顔も紅い!?
淳子:「太輔くん!大丈夫?」
肩を揺らすと、ぼんやりと目を開けた。
淳子:「しんどい?大丈夫?」
太:「ん…」
淳子:「うち来て寝る?車まで歩ける?」
太:「ん…大丈夫…」
太輔くんが自分のスマホを私に差し出して、
太:「渉に連絡して…」
そう言うから、横尾くんに連絡した。
すぐに来てくれて、太輔くんに肩を貸してくれた。