第26章 新年会は危険がいっぱい!?
翔くんと会場に入ると、更に人が増えて居て、お好み焼きの周りがスゴい事になっていて、エイトのみんなと彼女が忙しそうに動いてるのが見えた。
ピロリン♪
< 淳子→太輔 >
ごめん!太輔くん、ちょっと頼みが…!
彼女からのlineで、急いで行くと、あきらくんを抱いた彼女が隅へ手招きする。
淳子:「ごめん!太輔くんちょっとあきら頼める?この子、太輔くん以外の人の抱っこでは寝れやんみたいで、ぐずぐずなんやけど、うちあんなんで忙しいから無理やねん…」
さらっとものすごく嬉しい事を言った彼女から、あきらくんを預かると、嬉しそうに俺の肩に頭を置いたあきらくん。
近くのソファに座った。
あきらくんはすぐに眠ったようで、寝息が聞こえる。
あんなに大倉くんと話す彼女を見るのがイヤだったのに、今は全く気にならない。
さっき別れたハズの翔くんがお好み焼きを持ってこっちへ来た。
桜:「あきらくん?寝てんの?」
顔を覗きこんで、ふふふと笑いながら隣に座った。
桜:「食べられる?」
前のテーブルを引き寄せて、お好み焼きを置きながら箸を割ってくれる。
あきらくんの抱き方を替えて、食べようとしたら、
桜:「慣れてんなぁ…どこで覚えたの?」
太:「慣れてませんよ!彼女のまねです!いただきます!」
翔くんと俺はあっという間にお好み焼きを平らげた。
桜:「しかし、今年は久しぶりに多いなぁ~理由、知ってる?」
翔くんが、ニヤリと笑って、
桜:「葉山さん目当てみたいよ?」
俺は驚いてくわえていた箸を落とした。
太:「えっ?なんで…?」
翔くんが落ちた箸を拾いながら、
桜:「子連れの未亡人!!て、オレもつい最近うちの相葉さんから聞いたんだけど…」
桜:「未亡人てのがミソだよね?しかも30代後半でしょ?うちの人達高齢化してきてるからさ?」
桜:「年下からは大人の色気が魅力的だろうしね?」
俺は慌てて彼女を見た。
次々に、紙皿のお好み焼きにソースをかけて笑顔で手渡してる。
Hei!Say!Jampの山田が話しかけた!
滝沢くんも、笑顔で受け取ってる!
V6の剛くんが、手を掴もうとした!
隣の大倉くんが、彼女に新しい紙皿を持たせて、手を守ってくれた。