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狢(銀魂:銀時夢)

第1章 狢


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「そう、目を逸して。私を見ないで。私も貴方を見ないから。」

 女は銀時と自分自身に暗示をかけた。この苦い現実を最低な方法で受け入れてしまえば良い。感じる熱は、心から想う相手からの刺激だと思い込めば良い。嘘で塗り替えてしまえば悪感もたちまち快感へと変貌する。同じ苦しみを持った者同士でなら、きっとこの傷の舐め合いも病み付きになるはずだから。

「二人で堕ちましょう。」

 銀時の胸から腹へと滑らせた女の手は、そのまま下へ向かって彼のズボンへ手をかけた。
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