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*ハイキュー 夢小説*

第3章 9,8*澤村【★】




カイユウリ カーネーション デイジー
その他花々に囲まれた名無しは


いつもより綺麗だった。




結婚して3年目名無しに病気が見つかり入院した。

「大地…そんな心配しなくても大丈夫だよ?」

ベットから上半身だけ起こして手を繋ぐ

「名無しが…苦しい思いしてるのに俺は何も出来ない…」

「大丈夫だって…というか落ち込んでる大地とか大地じゃないみたいだね?」

けらけら笑いながらベットに項垂れている俺の背中を優しくさする

名無しは同じバレー部のマネージャーで いつの間にか好きになっていた

勇気を出し告白し そこから付き合うことになり
高校卒業後 2年で結婚 そして今までずっと一緒にいるが名無しの泣いた姿を見た事が無い。


「だーいーちー?」

ふと現実に戻される。

「ん…あぁ何でもない」

「ほら夜は冷え込むから そろそろ帰った方がいいよ?明日もお仕事でしょ?」

ご飯ちゃんと食べてね と名無しは笑った

「また 明日も来るからな」
スーツの上着を持ち立ち上がる

「うん 待ってる 気を付けて帰ってね」

じゃあ とキスをし 家路に着く


数日後の早朝、電話の音で目が覚め現実を突きつけられた名無しの様態が悪化したと。

大丈夫って…名無しは言ってた

なぁ…大丈夫だよな…?これからもずっと笑いあって寄り添いあっていけるよな?






急いで病院へ向かうとの名無し顔には白い布がかけられていた

「そんな…………」
俺は泣きながら膝から崩れ落ちる。

後々 医師から聞いた話 名無しは毎夜一人で泣いていたらしい それを聞いてまた涙が溢れた。










黙った俺は ただ上り続ける 上り続ける
俺達の誓いを守る 知ってる 名無しが すぐそこにいること。






俺達の再会のため 渦巻く風が歌う。



名無し……なぁ俺の声……聞こえるか?







「今、会いに行くよ…」

俺は言う


そして抱えていた 沢山の色とりどりの花束を下に落とす


沢山の花びらが名無しを天国まで連れていってくれる









そして俺は飛んだ。











End,
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