第16章 大丈夫だよね?
ガチャンっ
『……あ』
部屋から出るとそこには
昨日、大野さんに智?と呼んだ
綺麗な女の人が階段から降りてきた。
えり「…あ…どうも」
『ど、どうも…』
えり「智…の彼女さん?」
『あ…は、はい…』
えり「……そう。」
そう言って立ち去ろうとした
彼女の首にはたくさんの印があった。
彼氏さん、いるんだよね。
だから、何も心配…ないよね?
『あ、あの…』
えり「……何?」
なんで、こんなこと聞いたんだろう。
なんで、あたしって馬鹿なんだろう。
『彼とは…どういう…か…んけい…』
震えてんじゃん。
馬鹿じゃないの?本当に…
えり「…元恋人」