• テキストサイズ

いちご味の恋

第13章 離れないでね?*智*side


「だーめ!」


『だって明日から仕事ですよ?』


お風呂から上がるとちゃんが
急に帰るとか言い出した。


「うん。いいの!
それでもね、うん!」


何がうん!なんだろうね。


『もし泊まれって言うなら、
手を出さないでください。』


・・・・・・無理だ。



『帰ります。』


「ちょっ…待った!

んじゃあね?
その格好はやめてよ?」


帰ろうとしたちゃんの
か細い腕を掴むと、


彼女は笑って


『浴衣で帰りますよ。さすがに…』


その微笑みがすごく綺麗で
優しくキスをした。



『///…どうしたんですか。』


「浴衣、着せてあげよっか?」


『できるんですか?』


「鼻緒できんだからね?オイラ」


『そっか…』



本当は脱がせる方が上手いけどさ、

着付けってしてみたかったんだよ。


それに、

もうちょっと離したくないし。
/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp