第12章 乙女の努力
翔「じゃあ、お邪魔しました。
ちゃん飯ありがとね」
最後まで爽やかにあいさつをして
出ていく櫻井さん
「うん。また明日ね~」
『おやすみなさい』
ガチャンっ
そして二人だけになる部屋
大野さんはササッとリビングに
入って冷蔵庫をあさりだした。
ねぇ・・・寂しいよ。
あたしは優しく大野さんを
後ろから抱きしめた。
『さとくん・・・寂しい』
「・・・はぁ…
もう・・」
ここからでも分かるほど
耳たぶも真っ赤になってるさとくん
『ねぇ・・さと…んっ!』
「・・・」
そう甘く囁いて、
さとくんはあたしの唇を
溶けるように奪っていった。
『んっ…ぁ…んっ…』
「が悪いんだからね?」