第12章 乙女の努力
エプロンを器用にはずして、
服の中に入ってくる彼の綺麗な手
冷蔵庫のドアに迫られて
キスを何度も深くしてくる。
『大野っ……さっ…ん』
「さとくん…じゃねーの?」
『…んっ……さと…くん』
良くできました。
と言うように服のなかでブラのホックを
またまた器用に外していく。
『だ…め…』
「嘘つき…」
乙女の努力は報われたかな?
ねぇ、さとくん。
こうやってドキドキさせてね。
あたしももっともっと
努力するから。
『ん?』
「…お風呂…入ろっか?」
『はぁあ!?
む・・無理無理無理~!』
やっぱり努力するのは、
もうちょっと先がいいな。