第11章 みんなの企み*智*side
「はぁ…じゃあ行ってくるね?」
玄関までペタペタと来た
ちゃんのパーカー姿は
やっぱり可愛すぎて、
もう一度抱きしめた。
『大野さん』
「ん~…行きたくない…」
『子供みたいです。』
そう言って笑うちゃんが
ちょっと憎らしくてキスをした。
食っちゃう感じのね?笑
『んっ……ふっ…ん…』
ほら、もう倒れそうじゃん。
「いい子にして待ってんだよ?」
『はっ…はぁ……はい』
息切れしてるちゃんの
頭を優しく撫でて微笑んだ。
「あ!
宅配便とか来たときは!
その格好で出ちゃだめだから!」
『え?』
「だーめ!
俺の服あさって良いから!
もし、それで出たらお仕置きだよ?」
『わ、わかりました。』
「うん。じゃあチューは?
する~?いってらっしゃいのチュー」
そう言うと完全に赤らめる
タコみたいなちゃん
でも、そっと俺に近づいて
優しく触れるだけのキスをしてきた。
『…//…いってらっしゃい』
「いってきまーす」
あ、オイラ今…幸せだわ。