第11章 みんなの企み*智*side
んもぉ!良いところだったのに!
服が乱れてるちゃんを
置いてベッドから降りた。
電話は“翔ちゃん”からだった。
「もしもし!」
ちょっと怒り気味のオイラ
〈も…もしもし…智くん?〉
でも翔ちゃんにはこの前
お世話になったしな。汚かったけど。
「ごめん、ちょっと良いところで」
〈良いところって…///〉
「ふふん…ドラマのね?」
翔ちゃんっておもしろい。
ちゃん級のイジリがい。
〈あぁ~…もぉ…///〉
「で?何のよう?」
〈あ、良いところに悪いけど
ポスター撮り4時からになったのよ。〉
「…はぁ…まじかぁ…
なんで翔ちゃんが?」
〈智くんのマネージャー
風邪ひいたみたいよ?〉
「なるほどね。
わかったよ~…じゃあね」
携帯を切って溜め息をつく俺
もう、なんでかな~…
『お仕事ですか?』
こんな可愛い子おいて、
仕事なんてできないわ。お父さん。
「…うん」