第3章 いちごちゃん*智*side
飲み会が終わってニノに
車で送ってもらってる途中...
俺はぐったりしてて、
ニノはずっと話してた。
ニノ「大野さんはさ、
祭りとか今年いくんすか?」
「んあ?…祭り…ねぇ…
コンサートだからね、オイラの祭り」
ニノ「あぁ…叫んでますなぁ」
“○○祭りだぁいっ!”
これ、オイラのあいさつ。笑
「祭り…かぁ…」
車の窓に頭を寄せてそう呟くと
なぜか俺の脳裏にはいちごちゃんの
泣き顔がフラッシュバックした。
確か、お祭り行って
浮気現場みたんだっけ?
あんな可愛い格好してたのに可哀想くね?
ニノ「なによ、行くわけ?」
「ん~…どうだかね。」
なんて曖昧な言葉を残して、
ちょっと眠った。
もし誘ったら行くかな?