第24章 ごめん。*智*side
「ん…飲みな」
そう言ってさっき愛しい彼女が
座ってたソファーに座ってるえりに
コーヒーを渡した。
たぶん、怒られるんだろうな。
ニノに“何してんすか”って・・
でも、終わらせるから。
もうオイラには過去だから。
「新しい彼氏?」
えり「・・ううん。
智と出会う前の彼氏・・」
「日本に帰って出会ったの?」
えり「・・うん」
「・・そのアザも?」
えり「・・うん・・
でも別れるから…っ…智、あたしと…」
そう言いかけた、えりの肩を掴んだ。
「えり・・やめよ。」
えり「…あの子?」
「・・うん。
オイラには今あの子がいる。
えり、お前は・・過去だろ?」
えり「・・・・過去…か」
「うん。・・ごめん」