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Destination Beside Precious

第13章 10-2.Don't Leave One Alone Ⅱ※


ゆっくりと汐が腰をあげると、蜜と先走りが混ざった透明な体液が名残惜しげに糸を引いた。

「ゴム、お前がつけてくれよ」
「え、あたしつけ方わかんないよ…」
そう言いながら避妊具に手を伸ばす。
封を開けると、透明な液体に浸されるようにはいったそれ。
破らないようにそっと汐はそれをつまんだ。

「ゴムの先をつまんで乗せる」
「こ、こう…?」
そそり立つ凛の分身にそっと触れて言われた通りにする。
強く握ると痛いだろうから意識して優しく触れた。

「おま…触り方がやらしい…」
「そっ…そういうこと言わないの…」
溜息をつくように甘い息を洩らす凛。
そういえば凛自身をまじまじ見つめるのは初めてだ。
熱くて、硬くて、とても分かりやすい姿をした欲望だと思う。
今からこれが自分のナカに入るのかと思うと、期待をするような身体の疼きを覚える。

「んで…そのまま巻き下ろす。…優しくしてくれよ」
「うん…」
撫でるような手つきでするするとごく薄い膜を被せていく。
厚さ0.02mm。うっかり爪で破ってしまうことの無いようにそっと下ろす。

「…出来た」
「ん。さんきゅ。上出来」
そう言って凛は汐に優しくキスをした。
唇を離すと、発情したようにしっとりと頬を染める汐の顔。
そんな汐に凛はこう言った。

「なぁ、今度は汐が上に乗ってくれよ」
「あたしが…?恥ずかしい…」
「恥ずかしがってるのがいいんだよ。俺の上に乗ってるお前が見たい」
更に汐の頬が染まる。凛はこの顔が見たくてこう言ったのだ。
しかし流石に意地悪が過ぎたかと思った凛が冗談だと言おうとした最中、汐はおもむろに凛の腰の上に乗ると熱い屹立にそっと触れた。

今からすることは、自分が恥ずかしいと言ったこと。
凛の肉茎に触れてるだけで身体が今か今かと疼いて仕方がない。
凛の上に跨り自分が腰を振っている姿を想像すると、自分が淫らで肉欲に飢えたケダモノに思えて仕方が無い。
それでもその姿を想像するだけで蜜壷が溢れんばかりの蜜でぐちょぐちょに濡れてしまうのも事実。

自分が上に乗るのは初めてでどうしたらいいのかわからない。
そっと腰を下ろすと、凛の欲は汐の中に入らずに敏感な花芯を掠めた。

「あん…っ」
予期せぬことに汐の肩が震える。もうはやく繋がりたくて仕方がない。
今度はちゃんと入るように凛の分身を割れ目に宛てがうと、ゆっくり腰を下ろした。
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