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Destination Beside Precious

第13章 10-2.Don't Leave One Alone Ⅱ※


「なぁ、汐の気持ちいいとこ、教えてくれよ」
「きもちいい、とこ?」
「ああ」
そう言った凛は蜜壷から指を引き抜いた。
ぞわっとする排泄感に女襞を震わせると、透明な蜜の糸を引いた凛の指が花芯に触れた。

「ここ、好きだろ」
答えなくても、反応がそれを肯定した。
蜜を塗るように花芯を捏ねられると、肩が震えるような激しい快感が身体を駆け抜ける。
蜜壷の奥が疼く。

花芯を愛でていた指が、割れ目に宛てがわれぬるりと中に入ってくる。
新たな刺激に息絶え絶えになっていると、酸素を求めるように半開きになった汐の唇に凛がキスをした。
甘美で淫らな舌の熱に、頭がくらくらする思いだ。
その間も凛の指は探るようにナカを掻く。

「感じてる顔、すげぇ可愛い。その顔好きだ。…俺の汐。なぁ、もっと見せてくれ」
恥ずかしがるな、と耳元で囁かれて下腹部の疼きはさらに激しくなる。
空いた片手で汐の頭を撫でながら、艶やかな笑みを見せる凛。
欲望にストレートになった凛自身が布越しに腿にあたっているのがわかる。
凛の頬を包み込み、今度は汐の方からキスをした。
自分の快感に素直になるのは恥ずかしくないことなのかな、そんなことを欲に燃える赤い瞳に思った。

ちょうど指の第二関節あたりが入ったところを刺激されたとき、汐は思わず眉を寄せた。
染み出すような気持ちよさがそこから下腹部へ、そして全身へ広がる。

「あっ…、そこ…っん…」
「ここか?」
汐が違った反応を見せたことに気づいた凛は、〝そこ〟と言われたところを優しく押すように刺激する。
花芯の気持ちよさとは違う甘やかな快感が待っていた。

「そこ、きもちい…」
汐が素直になると、凛は味をしめたように指を動かし始めた。
始めはゆっくりと解すように。

「あ…っ、あぁっ…んァ…っあ…」
蜜壷の奥が震える。意とせず腰がうねる。沈むような感覚と、それと相反してなにかが大きく膨らんでいくような、この感じ。
次第に凛の指の動きが早くなる。

「あっ…!やぁ…っ!だめ…ぇ、ァ…!」
ぐちゅぐちゅといやらしい水音が汐の耳にもはっきりと届く。
快感に喘ぎ、しとどに愛液をたらす自分は、ひどく淫らだと思う。

「だめぇ…っ!い…きそ…ぁ…っ!」

限界まで膨れ上がった風船が一気に弾けるように。
奥がぎゅっと収縮したと思うと、一気にそれを解放した。
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