Destination Beside Precious
第8章 6.Dye Your White ※
「…やっぱり、胸でかいな」
「もう、凛くんったら…」
思わず俗っぽい感想を洩らしてしまう。
淡いピンク色の下着がよく映える肌。
下着越しに汐の柔肉に触れる。
「ひゃ…うっ…ぅん…」
くすぐったそうに身をよじる。
空いた片方の手で汐の腹や腰を愛撫する。
弾力のある触り心地に凛はずっと撫でていたいと思った。
「柔らけぇ身体だな…」
「ぅん…っ、やせる…」
「いや、痩せる必要はねぇよ。俺はこのままがいい」
そう言って汐を抱きしめる。自分にはないこの柔らかさが愛しい。
ふくらはぎに触れると意外と引き締まっていて、その手を太腿まで持っていくと柔らかな肉の感触が指に触れる。
脚、腹、腰、背中、触れていないところなんてもう無いのではないかと思われるくらい全身を優しく撫でまわす。
くすぐったそうに心地良さそうに頬を染めながら笑みを浮かべていた汐の表情と息遣いが変わる。
浅い息を繰り返しながら眉根を寄せ始めた。
「あ…あぁん…」
凛の手が背中を伝って腰に触れた瞬間、汐は身をよじった。
思わず腰が浮いてしまう。
その様子に凛は口元に笑みを浮かべながら汐の頭を撫でた。
「汐、どうした?」
「りんく…も…だめ…」
涙目になりながらそう訴える汐に凛は内心堪らない気持ちになった。
「汐の身体、全部見たい…。見せてくれ」
うわ言のように囁く凛に汐はこくんと頷いた。
凛はブラジャーのホックに手をかけると、ゆっくりとそれを外した。肩をすべり腕から紐が抜ける。
露になるのはまだ誰にも見られたことのないふたつのふくらみ。
「やっ…恥ずかしい…」
反射的に両手で胸を隠してしまった。
全身の血が頬に集まってきているのを感じる。
恥じらう汐の両手に凛は自分の手を絡めてベッドに縫いつける。
日焼けを知らない白い肌と、発育の良い豊満な双丘と穢れを知らないであろう初々しいピンク色の先端。
思わず凛の喉が動いた。
「綺麗だ…。すごく」
そのふくらみに触れた。びくりと汐の肩が震える。
ぎりぎり手に収まらない大きさの柔肉が指に食い込む感触が堪らない。
「んっ…、や…ぁん…」
色っぽい吐息を洩らす汐の唇にキスをする。
寄せて掬うように柔らかな汐の胸を楽しむ。
舌同士を絡め合いながら優しく胸を揉みしだく。
汐から離れた凛の唇は喉を這いながら強く吸った。
それと同時くらいに掠めるように胸の先端に触れた。