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little police

第2章 単品ディスライク


窓の外ではらはらと木の葉が風に舞う。冬も近づいてきているので今日はとても肌寒い。

…にもかかわらず、教室にいる生徒の大半はまだ半袖だ。

自分は寒がりな方なので、夏休みが終わった先月から長袖にパーカーを羽織っている状態だ。


最近は国民的アイドルの世代交代だの深夜のグロいアニメが爆発的人気だの、そんな会話が昼休みの教室を埋め尽くしている。

俺はそんな会話になど聞く耳を持たず、窓際の席で1人、イヤフォンを着けて自分の世界に逃げていた。

曲はもちろん、某バーチャルアイドルが歌っているアレだ。
別にそのバーチャルアイドルが好きなわけではない。断じて違う。
その歌が好きなのだ。俺は。

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