第1章 俺だけのモノ
『ね、保菜美の今の気持ち聞かせて?』
「私実は、、」
そんなとこで区切るなよ!
実はなに?彼氏いるとか?
もしかしてガヤさんが好きとか?!
「玉森さんにずっと憧れてたんです!」
『え?!』
「え、あ、その、
なんて言ったらいいか、、その、、
この仕事始めてすぐに
担当になったのが
キスマイさんだったんです。
初めて本物見た時
皆さんの綺麗な顔立ちしてて
スタイルも良くて
こんなかっこいい人たちが
この世の中にいるんだ!
って思ったんです。
その中でも玉森さんは
最初の頃は無愛想だったのに
いつからかすごい笑顔
見せてくれるようになって
そのたびキュンキュンしてたんです。
でもアイドルに恋するなんて
絶対ご法度だと思って
その気持ちをなかったことに
しようと思ってたんです。」