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うたの☆プリンスさまっ♪【一十木音也】裏夢短篇集

第1章 affettuoso(アフェットゥオーゾ)


でも、これが今の等身大の俺で。
ねぇ、、君はこんな俺でも受け入れてくれるよね?

準備を終えて君に向き直ると、再び君を抱きしめる。
そうして啄むみたいにキスをして。

「大好き」

って抱きしめると、それに応えるように。

「音也くん…大好きです」
って、君もギュッとしがみついてくれる。

「そのまま…ギュってしててね」

このまま二人、一つになろう。

耳元に囁くと自身を宛てがいゆっくりと腰を進める。
さっき充分にならしたつもりでも、初めてのソコはまだきつくて。
奥へと辿り着くのが難しいんだ。

君が怖くないようにって、何度も何度もキスをして。
少しずつ少しずつ奥へと挿入して行く。

君の中は凄く熱くて。
本当に溶けてしまうんじゃないかと思うくらい。
でも、そうして二人溶け合って混ざりあって、君と一つになれたらいいのに。

俺にしがみ付くの腕が痛みからか強くなり。
その背に爪を立てた時、その痛みと共にやっと君と繋がったんだ。

「ごめんなさい…」

「ううん、俺は…平気。俺こそ、ゴメン。痛かった…よね?」

「………少し。でも…」

大好きだから、嬉しい…って君が耳元に囁くから。

「あーっ、もう、、可愛すぎ」

ってキスをして、ゆっくりと律動を始める。
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