第2章 紫瞳の貴方 土方歳三
「……私…土方先生が好きです…最初は貴方の綺麗な目が気になって…その内目で追うようになって…気付いたら先生のことばかり見てました…。さぁ、堂々とフッてください。」
勢いで告白してしまった…まぁ、どうせフラれるんだし…。
「…バカ野郎が…何早とちりしてんだ?」
「…え?…だって、今、超えちゃダメな一線があるって…。」
「確かにそういったが、俺はお前をフるなんて言ったか?…朔。」
…………………………………え?
「へっ…ちょ、今私の…名前…えぇ!?///」
「全く…俺を本気にさせやがってよ…最初は気のせいだと思ってた。だが、お前からの視線がどうも気になってな。」
全く状況が分からず、ただ口をパクパクさせるだけしか出来なかった。
「お前と同じとこに、しかも隣に住んでんだって分かった時、すげぇ嬉しい気持ちになっちまった。」
「あ…あの…つまり…どうゆう…。」
「ここまで言ってまだ言わせんのか?…俺はお前が好きだ、朔。」
「…あ、わ…私も…好きです…///」
「知ってるぜ。」
その後、土方先生は私に触れるか触れないかぐらいの軽いキスをしてくれた。
今は、まだそれだけしかやってやれねぇよって、すごく愛しそうにあの紫瞳を細めた。
今日も私は紫瞳の貴方に惹かれていく。
~END~