第14章 自信がない
ブラの肩ストラップが彼の手で下ろされる。
緩んだブラの上から彼が手を差し込む。
なんか恥ずかしい。
くすぐったいし。
「あれ…? なんか笑いました?」
私の顔を見て、彼が尋ねる。
「うん…ふふ…くすぐったい」
「気持ちいいんじゃなくて?」
「最初はちょっとくすぐったいの」
「そうなんですか? いつも?」
「んー…そうかな? そうかも…」
「えー…知らなかった…。今も?」
指で乳首ぷにぷにしながら、彼が尋ねる。
「えっと…今は…ふふっ」
「くすぐったい?」
「ううん…気持ちいい」
「ふふ、そっか」
「あっ…」
彼がそこに唇をつける。
はぁ…口の中熱い
はぁはぁすごく…気持ちいい…
私は薄目を開けて、自分の胸元の彼を見てみる。
なんか楽しそうにチュパチュパしてる。
「…見てました?」
彼が顔を上げる。
「ふふ…ちょっとだけ」
「どうして?」
「んー…なんか可愛いなと思って」
「え…可愛い…?」
あんまり嬉しくなさそうに、彼は首を傾げる。
そういう反応も実は可愛い。
でも黙っておく。
「もう一回、ちゅーして」
にやけそうになるのを、私はそうやってごまかすの。
…