第10章 誘惑

やだ、私、なんか…
彼のものさわって、自分で思ってる以上に興奮してたみたい

身体が…身体がぁ…

「んっ…あんっ…あん…あん…」

すぐに身体が奥からブルブル震えてきた。

「あっ…雅樹くんっ…。待って…。待って、私…はぁはぁ…」

彼は私の言葉を無視する。

そして私の割れ目の中にぎゅっ…と指を差し込む。

「は…はうぅっ…！ あっ…あん！ やだっ…！ ちょっとやだぁ…」

私の身体がガクガク震え始める。

私のそこに指を突っ込んだまま、彼はクリを舌で舐めまわす。

「やっ…！ だめっ…そんなことしちゃだめぇ…！ あっ！ いく…いっちゃうぅ…！」

私の身体は急激に高まり…いっちゃった…。

彼の指が入ってるそこは、彼の指があることでヒクヒクしてるのが自分でも感じられる。

「はぁ…はぁ…はぁ…あん…」

私の身体が、いった余韻で震える。

彼が身体を起こして、手で支えた彼のものを、私のお腹にあてる。

「はぁはぁはぁ…あのっ…！ ここに…お腹に！ お腹に出していいですか？」

彼が私のお腹の上で、それを握った手を前後させる。

「え……？ あ、うん。いいよ…」

ほわほわした頭で私は答える。

お腹に…お腹に…出す…。
あ、精子ね…。
えっ

「はぁはぁ…ごめんなさい。優子さん…」

え…あの、謝らなくていいけど…
大丈夫なの？
ベッド汚れないの？
いつ出るの？

「はぁはぁ…優子…優子さん…っ…」

「きゃっ！」

「はぁはぁ…」

熱い…お腹の上…
彼の中から出たものが…
私のお腹の上に…？

私は腹筋を起こしてちょっと覗いてみる。

「ふわっ…！ 流れる…流れるぅ…」

横っ腹に流れていきそうな感覚。
身体をよじって逃げたいけど、そんなこと出来ない…。

「わぁあ！ 動かないで！ お願い！ そのまま！」

彼が私を手で制しながら、慌ててティッシュを取り出す。

…