第9章 もう一回
彼と部屋で、お菓子を食べたりマンガを読んだりしてのんびり過ごす。
「このクマは毎晩優子さんと寝てるんですか? うらやましいですね」
ベッドに寝かせてあるクマちゃんを抱き上げて、彼が言う。
「一緒に寝ようか、雅樹くん」
「えっ。生理なんじゃ」
「ちょっと寝るだけ。雅樹くんに私のベッドで寝て欲しい。私も夜寝るとき思い出したいの。だからお布団で抱っこして」
「抱っこだけ…?」
「ふふ、今日はね。でも私、そういうの嬉しいの」
彼と一緒にベッドに入る。
彼が私をぎゅっと抱っこしてくれる。
「あったかい…気持ちいい…」
「そうですね。それに、なんだかいい匂いがします…このお布団」
「えー何それ」
私は笑う。
「うん。やっぱり優子さんの匂い…」
彼が私の首すじに鼻を近付ける。
そしてそこに唇をつける。
くすぐったい。けど気持ちいい。
身体温まってきて、なんか眠い。
生理だからかなぁ。
「キスは嫌じゃない?」
私の唇に唇を近付けて、彼が尋ねる。
「嫌じゃない。して欲しい」
「はい」
彼が私の唇にキスする。
そしてすぐ舌が差し込まれる。
あはぁ…気持ちいい
身体の力抜けてく
はぁはぁ…ふわふわして…
…